それぞれのココロとカタチ

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藍の海

ふるさとの実家は海のまん前であります。
帰省してくつろいでいると、上空、いや海上を旋回するヘリコプターに気付きました。

誰か、まだ上ってない人がいるらしい…。
「上っていない」とは、水難事故の行方不明者のことです。

昔ほどの賑わいはありませんが、ここは近隣では有名な海水浴場です。
小さい頃から、夏の海の記憶には、救急車のサイレンと捜索のヘリコプターの音が刷り込まれています。
海辺で遊んでいて浜の一角がざわつき始めると、ああ誰か溺れたなあと…。
懸命に蘇生を施す姿を遠巻きに眺めては、この人は助かる、ああこの人は駄目かもなどと、海辺の子ども達には幾度と目にするシビアな光景でありました。

私はプールで25mやっと、泳げるなどとはいえませんね。
地元の子達にとって海は、潜ったり波乗りを楽しむ程度の泳ぎで充分で、長距離を泳ぐ強者はさほどいなかったように思います。
ただし泳ぎに自信がなくても、かなり深いところで遊んでいました。
背が立たなくても結構平気でした。
危険ゾーンは、潮の流れや波立ちの強さから、慣れ親しんだ感覚で分かっていたのでしょうね。

そんな私も何度か溺れかけたことがあります。
突然の急激な潮に流れに足を取られ慌てたり、気付く間もなくとんでもないところに流されていたり。

波打ち際はともかく、海水浴は突然の危険と隣り合わせ。
大げさに感じるでしょうが、今でもそう刷り込まれています。

私の父や母は、孫達を海で遊ばせるのを嫌がります。
心配でたまらないそうです。
息子達が大きくなった今でも同じです。
子ども達や若者が犠牲になっているのを、長年見続けていますからね。

この日のように、行方不明者がなかなか見つからないとき、
海辺で暮らす人たちは、誰もが念じます。
早く家族のもとに帰っておいで…と。

翌朝、一縷の望みもむなしく、不明の方は海岸で発見されたそうです。
関東から友人と遊びにきていた大学生でした。
母は、孫と同年齢の若さで亡くなったその若者と親御さんたちの悲しみに心を痛め、
しかし変わり果てた姿ながら、帰ってきてくれたことにほっとしているようでした。
何日も何日も浜辺を呆然と探し回る身内の方の噂を聞くのは辛いです。

遠くから遊びにくる方にとって、
夏の海は、非日常の雰囲気があふれる解放の場であります。
小さい頃から自分達の生活の場が、夏になると「乗っ取られた」ようで
あまりいい心地はしませんでした。
そして見知らぬ人たちの生死の場面に突然居合わせてしまうこともある。

海は大好きです。
でも、海が怖い。
ちょっと昔を思い出してしまいました。

ちょっと重~い話になってしまいましたが、
いつもと変わらず、賑やかで楽しいお盆の帰省でありました。

今回、バイトが休めずお留守番だったチビ兄ちゃん。
ジジババは、とても寂しがっていましたよ。
来年は必ず、ね。

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*Comment

ここ10年 

海で泳いだ記憶がない…
というより泳げない!
だってネコは水が苦手だもん(笑)

どうせ溺れるなら"愛の海"がいいな(=^-^=)
  • posted by モモ 
  • URL 
  • 2006.08/16 00:07分 
  • [Edit]

おかえり~! 

ゆっくりできましたか?

海はネ~。
オイラの田舎の九十九里は遠浅の海です。
兄ちゃん、姉ちゃん達に海に連れていってもらう度に、万が一、潮にさらわれたら、絶対にもがくな!もがいた分だけ早く死ぬ。って教えられて育ちました。
潮は一旦沖に連れ去りますが、また浜まで運んでくれます。ですから、戻ってくるまでの体力を温存しろって教えられるですよ!

この時期、水の事故は恐いですよね。ですから余計に連れていく親や年長者の知識がものを言います。
せっかく楽しみに来たのですから事故がないようにしてほしいですね。
もっとも、運命と言ってしまえばそれまでですが…
  • posted by カンジ 
  • URL 
  • 2006.08/16 00:11分 
  • [Edit]

お帰り~! 

ゆっくり出来たようで良かったですね。

海といえば、私のとこはゴツゴツ岩ばかりの海なので、
海水浴というより、みんな殆ど海女さん状態でしたよ(笑)
台風が来かけて波が荒くなった時に、
波にさらわれながら泳ぐのが好きでした(汗)
beachさんのような、
悲しく辛い思い出がないだけにできたことなんでしょうが、
今思うと、なんちゅうことをしてたんだろうとつくづく思います。
でも、やっぱり玄界灘の荒れた海も好きです(笑)
  • posted by ガット 
  • URL 
  • 2006.08/16 00:12分 
  • [Edit]

うっうまい! 

モモちゃん、今日は冴えてる~。

お~い、座布団…
じゃなくて、バナナボート10艘!
  • posted by beach 
  • URL 
  • 2006.08/16 01:11分 
  • [Edit]

うちらの海も… 

カンジさん、昔は遠浅で広~い海岸だったんだよね。
それが今じゃ、テトラの山だもの。

大きい兄ちゃん、お姉ちゃんの教えは、私もおんなじように持ってた。
でもバカだから、すぐに忘れちゃって、
ジタバタしてたもんなぁ…。
  • posted by beach 
  • URL 
  • 2006.08/16 01:16分 
  • [Edit]

玄界灘の… 

ガットさん、それすごいわ~(笑)。
という私も、深い岩場にどっぷ~ん潜り、
なんてな命知らずなこともやってたし(笑)。
一歩間違えば…今更ながらヒヤヒヤしてます。
  • posted by beach 
  • URL 
  • 2006.08/16 01:22分 
  • [Edit]

自転車五分歩いて30分 

海は自転車五分でドボン
山は歩いて30分で山頂

薄くて短い讃岐

足が吊らなければ…潜って飛び込んで浮遊して、筏津こさえて、ううん木切れに乗っかって、沖でワザとひっくり返して…。岩牡蠣削いで…レモンに塩…
母に隠れて…

溜池だって、川だって、なんだってね…

だけど、その刷り込みは同じなの。
下半身の浮遊を発見してしまったり。


とにかくふるさとの海、そうやって大切なことを教えてくれた海、切れない縁だね…。


母なる海って言の葉好きだ!


帰郷の日に遭遇は辛いけれど、地元の願い、お盆だからこそ、たくさんの刷り込みビトが居てこそのカラダの帰還ですよね。お見送りが出来るか出来ないかは遺された家族には大きいものね。


残暑お見舞い申し上げます。藍の海・山を愛してやみません。
  • posted by ここ 
  • URL 
  • 2006.08/16 07:22分 
  • [Edit]

・・・ 

良く、コントなんかで「山ぁなめんなよ」「海なめんなや」なんてのが有りますが、
あれって、決して冗談じゃないんだよね。
あと、お盆の水辺には近寄るな・・・とも教わった。
連れて行くんだってね・・・。
アッチに。

ま、それは置いといて、余りにも不用心・無防備な方多いですよね?
あと、危険予知力の無さ。
オイラは人の死って、突然来るものじゃなく、必然的なものだと思ってます。
(江原さんじゃないけどね)
・・・って、話が脱線してますね(^^;


自然には逆らうな!
オイラが教訓にしている言葉です。
  • posted by ジムカニアン 
  • URL 
  • 2006.08/16 10:51分 
  • [Edit]

・・・・ 

そう…
お盆は地獄の釜の蓋が開く…と申します。感知人の私にはなんとも辛い時期です。骨の随から緊張が解れません。
夫は飛行機事故の切れ間をかいくぐり今も元気に傍らに居る。義弟は夏山、雷注意報、上高地が揺れに揺れてた年に、雷様に連れて逝かれた…。ピタリ時間に感知しながら阻止出来なかった私、責めて苦しんだけど、輪廻の渦に入ったんだねぇ…。日頃の行い、気の有りよう…は、大切にしていきたいな…出来てないときが多いけど意識があるってことでよろしくかな~。義弟は、ついてはいけない嘘つきしたの…。あんな結果で露呈したの…あとからあとから知らされる…。お相手は消えることのない、いけない火傷の跡をカラダに生涯持ち続ける。義弟の死の数年後、九州の海辺の街に嫁がれたと風の便り。いけない嘘つきしないでシッカリ生きて欲しいと願うばかりです。
こんな話、ごめんなさい。m(_ _)m

海や山や月や空

火、風、土、日、…ホントはいつも語ってる…


ひしひしと…
  • posted by ここ 
  • URL 
  • 2006.08/16 14:42分 
  • [Edit]

海は 

好きだけど、こわいよね…
あたしは平泳ぎしかできないので、相方の足の届く範囲しか行きません。
何かあった時にこわいから…

自然な前では自分の能力を過信しない事ですね。
  • posted by yu-ko 
  • URL 
  • 2006.08/16 18:54分 
  • [Edit]

盆おくり 

ここまま
いなかでは、お盆の仏壇のお供え一式を海に流す風習がありました。
海岸を汚す、という理由から廃止になりましたけど。
もちろん海に入るなんて御法度。
しばらくの間あそこは、住む世界の違う人たちのものだと、厳しく言い渡されて育ってきたから。
最近は地元の若者ですらサーフィンに興じているけどね。

義弟さんの思い出、辛いですね。
還らぬ人が遺したもの、生きている人に重いことならば、
静かに溶けて溶けていきますように。
  • posted by beach 
  • URL 
  • 2006.08/16 22:21分 
  • [Edit]

私も 

ジムさんと同じように、お盆の海辺は曳かれるから近づいちゃいけない
と言われて育ったきたからね。
あっちの世界も、ものすご信じているし。

広くゆったりと広がる遠浅の海岸線、
どこでも遊べそうに思えるけど、
実は海水浴できるエリアなんて、ほんとに限られたところだけ。
命を落された方には申し訳ないけど、
その危険を察知できずに、または警告を軽く受け止めて犠牲になる場合が多いのも事実。

人にはあなどっちゃいけないものがいっぱいある…ホントにそう思う。

  • posted by beach 
  • URL 
  • 2006.08/16 22:57分 
  • [Edit]

あら、私は… 

yu_koさんは平泳ぎ?
えっ私はなんだろ…。
手は平泳ぎで、足はバタ足…何泳ぎって言うんだろうか
とにかく前に進め~だからね。

海はとっても開放的で楽しいところ、そうでありたいよね。

今でも入る前に準備体操してる?(笑)

  • posted by beach 
  • URL 
  • 2006.08/16 23:04分 
  • [Edit]

ありがとう 

うん。ずいぶん溶け出してるよ~♪みなさんのおかげ♪
昨日の夕方は川には幾つものお話と灯火…。まだまだ許されてるのね…個人的送り火がね。風化するまで触ることはありません。初盆や節目の方々の癒されるひとときだね。
海も山も御法度は厳しく親から子へ伝えてゆきます。
ありがとう。ウチの別館benchで呑んでってね…
好きにbench置いてね…
  • posted by ここ 
  • URL 
  • 2006.08/17 15:25分 
  • [Edit]

うちの実家の御先祖さま 

ここまま、田舎流で言えば、実家は分家の身分。
だから、ほとけ様も生後間もなく逝った私のいもうとだけ。

御先祖さまというにはあまりにもはかなすぎて。
正直普段は思い出しもしない。
本当に悪い姉だけど、この時期だけ、死んだ子の年を数えます。
彼の岸で、どういう目で二人の姉さまを見ているんだろうか、とね。

(さっき、ままのところにお邪魔したら、エラーになっちゃった。
時間を置いて、また行くね)

  • posted by beach 
  • URL 
  • 2006.08/17 22:18分 
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