それぞれのココロとカタチ

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『怖い話』 つづき

昨夜の続き。

近くの海岸でキャンプもどきの夜遊びで過ごした翌日、
妙な体のだるさが抜けず、早めに家に戻ってからのことです。

海岸近くの家はエアコンいらず。
窓を開け放しておけば、心地よい海風が吹き抜けます。
それでも外はまだまだ陽も高く、この時間帯いちばん快適な妹の部屋を勝手に拝借しました。

海で陽射しを浴びたせいか、熱っぽさが抜けず熟睡ができない。
どのくらい横になっていたか、
寝返りすらできない体の重さを感じて‥‥ふと目覚め


仰向けの視線の先、真上の天井‥‥‥

とんでもないモノが広がってました。

天井一面を覆う、中年と思しき男の顔。
顔、だけ

青のモノトーンの画質の悪いフィルムを映写したような、
輪郭がゆら~っと ぼやけている

真っ青な顔‥‥‥。

ひぇ~~っ 怖い! と震え上がる気持ちは三割がた。
それより、
ここまではっきりと遭遇したのは、生まれて初めて。
後々のためにしっかり記憶しておかなきゃ‥‥なんて
視た瞬間、不思議と冷静だったのを覚えています。
金縛り、というのでしょうか。
一点に視線を集中したまんま、身動きもとれなかったし。

かっこよく言えば(笑) 睨み合い でしょうか。
顔だけの男からびしびし発せられるのは、恨みの感情。

私を睨み付けるあの目、しばらく忘れることができませんでした。
ただ、恨みの矛先は、私個人にではなく
過去から私に繋がる『血の縁』に放っているような、
漠然とではあるけれど、そんな感じがしました。
そして、目をそむけたら負ける。
怖い思いをしながらも、あの頃の私、勝気でした(笑)。

ほんの短い間だったと思います。
しばしの睨み合いの後、まるで中心点に吸い込まれるように、
顔だけの男は、口惜しそうに小さく消えていきました。

消えたのが先か、
廊下のカーテンをシャ~ッと閉める母の気配が先か、
どっちだったか。

ともかく母の無遠慮な足音が近づいて、

「はい、夕ご飯!!」 とまあ現実的な(笑)覚醒。

本当に怖かったのはそれからです。
あの恨みの目が頭から離れません。
昼間はまあ忘れていられますが、夜になると思い出す。
夜の一人歩きなんて滅相もない。
ところがそこはいなかのこと。
仕事を終えて帰るバス停からの道は、人気がほとんどなく暗がりが続くばかり、
あの頃の私、夜どうやって家に帰ろうか‥毎日、そればかり考えていました。

誰にも言わず、ずう~っと抱えていましたが、
数ヶ月たったある日、ぽろっと親に話したら、
何だか気持ちが軽くなっちゃって、

ああ、怖いの、越えたな~‥‥と。

青い顔の男、
私が 暗い夜の海から連れてきたのでしょうか。
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